不動産投資と聞いてパッと頭に浮かんでくるのは
おそらく「賃貸アパートや賃貸マンションの大家さん」になるという方が
多いのではないでしょうか。

しかし実際には不動産投資の種類もたくさんあります。
身近な例でいうと一軒家を貸し出す「戸建投資」や土地をそのまま貸し出す
「土地投資」など。

また不動産に精通している方であれば、将来の土地の値上がりを期待して
価格が安い時に土地を買って持っておくような投資手段があったり
更に発展していくと、まだ未開発の土地を自分たちで開発を行って
自分たちで価値を上がてしまうやり方もあります。

海外とのつながりがあるような方であれば、海外のアパートやマンション、土地などに
投資をする方もいます。

その他にもホテルへの投資だったり、複数人で行う投資のやり方だったりと
掘り下げていけばまだまだたくさんあります。

今回は「戸建投資」を取り上げていきたいと思います。

〇戸建投資〇
戸建投資は簡単です。
何ならアパートやマンションなどの集合住宅の大家さんになるよりも
ずっと簡単です。

現在ご自身で所有する戸建に住んでいらっしゃる方であれば
今住んでいらっしゃる家を引っ越して別のところに住んで
今まで住んでいたところを別の誰かに貸せば、それだけでもう大家さんです。
とっても簡単ですね。

「でも管理とかよくわからないし・・・」と思われるかもしれませんが
実は戸建の場合、アパートやマンションよりも管理がずっと楽なんです。
アパートやマンションであれば共用部という、皆で使っている部分などがあります。

この皆で使っている部分は基本的に大家さんがお掃除をしたり、電球を変えたり
壊れている場所を直したりする必要があります。
そうすると手間が増えてしまいますね。手間がでてくると管理しきれなくなって
管理会社さんに依頼して管理をしてもらいますが、お金がかかってきてしまいます。

しかし戸建場合、この共有部分が存在しません。
入居者さんは1家族だけなので、共用部の管理がなくなるのです。
契約にもよりますが、入居してくれる方がお庭のお手入れやら家の管理をしてくれる
ことになるのです。
そうなると、管理会社さんも特に必要なく、簡単に大家業を行えます。
もしトラブルがあったとしても、今まで自分が住んでてご自身で管理していた家ですから
自分自身でも対応できてしまうのではないでしょうか。

☆具体的に☆
例えば家族でご実家に引っ越せば、新たに支払う家賃は0円。
ある程度都市部で、35年ローンで購入した駐車場付きの土地約40坪、建坪約25坪で2階建ての
ご自宅のローンの返済が毎月7万円あるとします。
このご自宅を約10万円で借りてもらえるとして
(大阪、名古屋であればこれくらいの条件で10万円程度は見込めます。)
今まで実費で支払っていたローンの返済を入居さんにしてもらいながら
なお月々3万円プラスになります。年間36万円プラスです。
ここまでの説明だと少しプラスになるんだーというレベルですが続きがあります。

戸建の持ち主の方の
毎月の給与が総支給で30万円で年間360万円
ボーナス3カ月分で90万円
合計年間総支給額450万円(総所得)だとします。

そこに住宅ローンの支払いを毎月7万円、年間84万円すると
450万円ー84万円=366万円
ローンの支払い後は366万円が手元に残ることになります。
※税金やその他必要資金は考慮しないものとします。

この方がご実家に引っ越して、自宅を10万円で貸に出すと
年間84万円の支払いがなくなり
逆に36万円プラスになります。
ですから450万円+36万円=486万円が手元に残ります。

どうでしょう?
自宅を貸に出した時は486万円が手元にあり
貸に出さない時は366万円しか手元にありません。

486万円ー366万円=120万円

120万円もプラスになるのです。

当たり前の事なんですが、こうして具体的に数字にしてみないと
以外と気付きにくいことで、気づくとこの差は大きいですよね。

年間36万円得をしているわけではなく
実際には120万円分プラスになっていて
しかも最終的にはローンがなくなった自宅が資産としてのこります!

もちろんこれは極端な例ですが
戸建投資というものは意外と簡単にできて、利益を生みやすいものなんだと
分かってもらえるはずです。

これを応用して、中古住宅を購入して貸し出すなどをすれば
簡単に「戸建投資」を行うことができます。

近年は人口減少と空き家問題が深刻化していることもあり
新築ではなく、中古住宅を上手に活用していくことで
個人の利益だけではなく、社会問題にも取り組むことが可能なのではないでしょうか。