私の専門は不動産投資コンサルタントです。
通常、不動産投資を始めようとする方々は、まず不動産会社さんから物件の紹介を受けます。
この時、だいたいの不動産業者さんが表面利回りで話を進めます。
しかし私は基本的に表面利回りの話をしません。
はっきり言って意味がないからです。
1年間に入ってくる予定の家賃から管理費、税金、原状回復工事にかかるであろう費用などを
指しい引いた実質利回りで話を進めていきます。
そうでなければイメージしていた不動産投資とは全く違うものになってしまいます。

このイメージとは違う投資になりやすいのが流行の区分所有1ルームマンション投資。
最近「1ルームマンションを投資目的で購入したけれど、聞いていた話と違うから困っている。」
という不安の声を上げる方々からの相談を多く受けます。

話を聞かせて頂くと
・場所が良いタワー型のマンションだから、空室になってもすぐに新しい入居者がつくと言われたのに
既に3カ月くらい空室のままでローンの支払いが大変。
・今まで住んでくれていた人が退去したあと、次の入居者を募集するまでに
お部屋を改装(原状回復工事)する費用や入居者さんを募集する費用がすごくかかって困った。
・税金が戻ってくる手伝い(確定申告)をしてくれると言っていたのに手伝ってくれないし
何年か経過したら、税金もたいして戻ってこなくなった。

などなど。様々な不安の相談を受けます。
正直区分所有1ルームマンションに関しては長い目で見ていく必要がありますので
すぐに買値よりも高く売ったり、家賃をすごく上げたりといった対策は難しいです。

しかし
空室期間を短くしたり、原状回復工事にかかる費用を削減したり、少しでも家賃が上がる対策というのは
すぐにでもできますし、実際に行った方が良いです。

まずは現状をしっかり把握して、相談できる業者を探して対策を考えてみましょう。